人前で話す時に緊張して声が震える、心臓がバクバクしてしまう。そんなあがり症を改善したい人は多いと思います。
そんな声の震えをボイストレーニングで解決することはできるのでしょうか?
ここでは、緊張しても声が震えないための腹式発声法についてご紹介します。
人前で話す時に緊張して声が震える、心臓がバクバクになる人の特徴
人前で緊張してしまう方の特徴として、失敗してはいけない。うまくやらなければならないというメンタル癖が強いことです。
その結果、自分にプレシャーをかけすぎてしまい、緊張がより高まってしまうことにつながります。
緊張して声が震える原因は?
発声のためには息が必要です。しかし、緊張してあがると呼吸は浅くなり、吐く息の量が短くとぎれがちになります。
すると十分に発声のための息が使えなくなり、声が震え出します。
声が震える人の解決法は腹式発声法にあり
横隔膜を使って腹式での発声法を身につけましょう。
息を吐く力がアップし、声が震えることなく、聞き取りやすい声が出せるようになります。
世界一簡単な腹式発声法「ポコ&はー」
当スクールの代表・堀澤と校長・司の共著では、世界一簡単な複式発声法「ポコ&はー」のやり方をご紹介しています。
『1日で感動的に歌がうまくなる!話す声もよくなる!』(アマゾンにて購入する)
(堀澤麻衣子・司拓也著 セブン&アイ出版)より
準備
1. 足は肩幅に開き、リラックスした姿勢で立つ。右手こぶしを作り、肋骨の間にあるみぞおちの位置に手をおきます。(※ こぶしで押して「うっ」と気持ち悪く感じる部分です)
2. みぞおちに軽くこぶしをあて、その上に左手を添えて、少し負荷をかけます。
3. お腹がその状態のままでは気持ち悪いので、お腹の力で「ポコッ」とこぶしを押し出します。5回くらい、繰り返します。
実践
1. 「ポコ+は」:お腹の力でこぶしを押し出す瞬間に、口を大きく開けて「は」と発声。これを5回繰り返します。
2. 「ポコ+はー」:次は、「は」を「はー」に変えてください。5回ほど繰り返します。
3. 「びっくりスローモーション」+「ポコ&はー」:最後に、「びっくりスローモーション」で息を吸って吐く練習を5回ほど行い、息の正しい吸い方をカラダになじませてから、息混じりで「はー」と声を出した瞬間にすぐに「ポコ」とお腹を押し出します。この時、口が小さくなる方が多いので、口が開いているか鏡でチェックしながら行うのがおすすめです。声がしっかりと出ます。
※ 「びっくりスローモーション」については、以下のページに詳細を載せておりますので、そちらもあわせてご覧ください。