頭が真っ白になって緊張する

会議や面接時など、人前で話をするのが苦手だと思っている人の多くが経験する「頭が真っ白になってしまう」という症状。

「考えていたことが全部頭から抜けてしまう」
「緊張で口が動かなくなる、手が震える」
「足がガクガク震えてしまう」

このような現象は、呼吸の方法を変えることで解消するかもしれません。
緊張によるあがり症の原因は心にあると考えがちです。
実は呼吸と身体は体も連鎖しています。

「もしかして、心が弱いのかな?」なんて不安に思っている人も、呼吸法を身につけることで解決出来るようになるのです。

この記事では、緊張すると頭が真っ白になってしまうという人に向けて、その原因理由、そして解決のための呼吸法をお伝えします。焦らずゆっくりと呼吸法に取り組んでいただければ、状況は改善されるのでぜひ最後までお読みください。

緊張すると頭が真っ白になる!原因は心と体にある?

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会議や面接などで緊張するのは、実は体が正常に機能しているということ。

「正しい緊張」によって、身なりを整えようと思ったり、しっかりと話す内容を準備しようという気持ちになるからです。この緊張を「サクセス緊張」と呼びます。

一方、緊張によって頭が真っ白になってしまうと、会議のプレゼンがうまくいかなったり、面接に落ちてしまうなど望まない結果を引き寄せてしまいます。この緊張を「エラー緊張」と呼びます。

「エラー緊張」の原因は「心」と「体」それぞれにあります。

緊張してしまうのは決して、心が弱いからでも、能力が低いからでもありません。両方をうまく整えてあげれば、緊張をコントロールできるようになり、頭が平常時のように冷静になり、落ち着いて話すことができるようになります。

頭が真っ白になる原因①:心 – 自分には価値がない

人前で「うまくやらなくてはいけない」という自分へのプレッシャーがあるとき、人は緊張してしまうものです。心にプレッシャーを感じやすい人は、「相手に良く思われたい」とか「自分の印象を良くしたい」「失敗したくない」「価値があると思われたい」など考えている傾向があります。

だからこそ、「相手の期待を裏切ってしまったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」「自分には価値がないのではないか」というプレッシャーが緊張をもたらします。

これは一見、相手に対して緊張しているようで、実は自分自身に意識が向いている、集中し過ぎている状態と言えます。

自分がどう見られているかよりも、相手に集中してみましょう。相手は気持ちよく聞いてくれているか、自分の言っていることは伝わっているかなどを気にしながら話すよう心がけます。しっかり相手を観察しながら話すことで自分に意識が向かいづらくなります。

頭が真っ白になる原因②:体 – 酸欠状態

次に「体」に原因がある場合です。心がプレッシャーやストレスを感じると無意識に呼吸が浅くなり、自覚がないまま酸欠状態に陥ります。酸欠状態とはつまり、脳や体に正常に酸素がまわっていない状態ということ。

これを「脳酸欠」と呼びます。「脳酸欠」状態になると自ずと思考能力や記憶力が落ち、平常心でいつも通り振る舞うことが難しくなります。

また、緊張してあがると呼吸は浅くなります。結果、吐く息の量が短くとぎれがちになります。そうなると発声のための息が十分に使えなくなり、喉が閉まって、声が震え出します。震える自分の声を聞いて、「あっ!自分は緊張している、うまくしゃべれていない!!」と自覚し、「失敗したらどうしよう、相手に悪く思われたらどうしよう」、と人の目が気になってより緊張が強まるという悪循環が起きてしまうのです。

酸欠状態はしっかりと呼吸をすることで改善されます。重要な場面で正常に呼吸ができるようにするコツは、その場限りで呼吸を意識するのではなく、日頃から呼吸法を意識して取り入れることです。

「人前で緊張しやすい」と感じている人は、自分の呼吸に気を付けてみてください。そして、日頃から深く呼吸できるように練習しておくと、人前に立ったときにも冷静でいられるようになっていくでしょう。

緊張・あがり症だけでない呼吸法の効果

呼吸法

呼吸法を取り入れることで期待できる効果は、緊張・あがり症を改善するだけではありません。

  1. 声が震えなくなる
  2. 平常心を保てて実力を出せるようになる
  3. 頭の回転が良くなる

呼吸を改善すると、結果的にあがり症の改善にもつながっていきます。
それぞれの効果についてご紹介します。

呼吸法でできること①:声が震えなくなる

しっかり呼吸ができるようになることで息を吐く力が強くなり、声が震えなくなります。声が安定していると堂々としているように見えるため、全体の印象も良くなります。相手に伝わる話し方ができるようになると、自然に自信も湧いてきて、良い循環ができるでしょう。

呼吸法でできること②:平常心が保てて実力を出せるようになる

しっかりと呼吸ができると神経や筋肉まで酸素がまわりやすくなるため、もともと持っている動体視力を発揮しやすくなります。逆に酸素が回らないと、視野が狭くなり、反射神経も悪くなっていきます。例えばデスクワークが多い人やゲーマーの人がパソコンに向かって座っている姿勢が悪いと、首や肩が凝り固まってしまいます。血流が悪くなりがちなので、気づいたときには酸欠状態になりやすいです。

発表や面接のときだけでなく、日頃の生活習慣から酸欠状態になりにくい体づくりをしておくことが重要です。

呼吸法でできること③:頭の回転が良くなる

呼吸により脳までしっかりと酸素がまわっている状態になると、思考力もアップします。面接や会議など、頭をフル回転させておきたいときには、呼吸を意識してしっかり脳まで酸素を行き渡らせましょう。

もし、集中してデスクワークなどをしたあとに頭がぼーっとすることがあれば、それは酸欠状態なのかもしれません。日頃から気付かぬうちに息を止めていないか、呼吸が浅くなっていないか意識してみてください。

面接や会議のときに頭が真っ白になりやすい人のほとんどが、日頃から呼吸が浅いことに気づいていません。その場限りではなく日頃から呼吸の改善につとめてみてください。

丹田呼吸法で心と体を整える

心は自分でコントールしにくいと感じているかもしれませんが、体を通して向き合うことはできます。そこでおすすめなのが、アマートムジカ・オリジナルの「丹田呼吸法」。体をリラックスさせ、心を整えるための呼吸法です。

日頃から丹田呼吸法を実践することで、身体がリラックスする感覚、感情が鎮まる感覚を感じてみてください。

丹田呼吸法はこんな人におすすめ

  • ここぞというときに緊張しない自分になりたい
  • 自分軸がなくて気持ちがブレやすい
  • 緊張すると声がかすれてしまう
  • 心のスイッチが入らずやる気が出ない
  • なぜかいつも緊張している
  • 頭がスッキリせずアイディアが湧きにくい

丹田呼吸法のやり方

人前で話すときに緊張するというのは決して特別なことではなく普通のことです。
日頃から丹田呼吸法により心と体を整えるようにして、緊張しそうな場面に備えていただければと思います。

 

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