まじめなイメージを自分で持っているつもりでもチャラく見られてしまうのは、もしかしたら声のスピード、高さが原因かもしれません。
高くて早口で話す傾向があるなら、軽くてチャラい声と思われてしまう可能性があります。お笑い芸人のオリエンタルラジオの藤森省吾さんはその典型です。彼が実際にチャラいかどうかはわかりませんが、チャラいイメージをつくるために、あの話し方をしているのは間違いないと思います。というのも、ドラマでドクター役をするときの彼の声は、声の高さを抑え気味にして、ゆっくりと話す演技をしています。
高くて早口で話す人にはほかに、黒柳徹子さんや、明石家さんまさん、などがいらっしゃいますが、いずれもエネルギーが高く、明るく、周りを元気にしてくれるような声をお持ちです。
長所として機能しているなら、その声を使っていくのもありですが、もしチャラいといわれたり、軽いといわれてしまうなら、もう少し声の高さを抑えめにしてみて、スピードもゆっくりとしてみましょう。
また生まれつき声が高いという場合は、低い声を出すトレーニング法として、声を出すベクトルを上方向ではなく、下方向にしてみるトレーニング法を試してみてください。それだけでいつもより低音の落ち着いた声が出せるようになります。
具体的には足の裏にスピーカーがあって、発した声が地面を掘るようなイメージをもって話すことです。
話している最中にイメージが難しい場合は、だれもいないときに「あー」とできるだけ引く声を出して練習しみてください。
約10秒程度結構です。3セットおこないましょう。
低音の低い声で話す感覚が身に付きます。
参考文献:『99%の人が知らない話し方のコツ』(総合法令出版)